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ミツバチの種類と特徴

ミツバチは必ず群れを作って生活し、その群れを「蜂群(ほうぐん)」と呼びます。蜂群は1匹の女王蜂を中心に、働き蜂と雄蜂が一緒に暮らしています。
ミツバチの社会はは人間のように組織化されており、規則正しい集団生活を行っているので、「社会性昆虫」と呼ばれます。女王蜂が産卵、働き蜂が労働、雄蜂が交配を担当しています。

女王蜂

女王蜂
写真中央が女王蜂

女王蜂は、群の中で最も大きく体調は20mm位、腹部は細長くて太く、数匹の働き蜂に守られながら産卵を行っており、常に蜂群の中心的な存在です。
女王蜂は卵を産むことが唯一の仕事で、初春から晩秋まで産卵をつづけ、多いときは1日2,000〜3,000個の卵を産みます。
 女王蜂は王台という特別な巣房から産まれ、出房後7日〜14日で巣の外に飛び出して空中で10〜15匹程度の雄蜂と交尾をし、産卵を始めます。交尾により精子をお腹の貯精嚢の中に蓄え、その後は一歩も外へ出ることなく、交尾数日後から2〜3年にわたって産卵を続けます。働き蜂の寿命が1ヶ月程度に対し、女王蜂は2〜4年と20〜40倍も長生きします。
女王蜂は雄と雌の卵を自由に産み分けることができ、受精卵からは女王蜂と働き蜂が産まれ、無精卵からは雄蜂が産まれます。また、女王蜂と働き蜂の区別は卵によるものではなく、幼虫の時の食事によるものです。卵からかえって3日目までは、どちらも同じようにローヤルゼリーが与えられます。しかし、4日目以降にはちみつと花粉を与えられた幼虫は働き蜂になり、ローヤルゼリーだけを与え続けられた幼虫が女王蜂になるのです。
 繁殖期になると巣の中は働き蜂でいっぱいになります。そうすると女王蜂は産卵をやめ、約半分の働き蜂をつれて外へ飛行します。これを分蜂といいます。一方で、残された巣には新しい女王が誕生します。蜂群は1群1王制なので、万が一、2王以上になれば必ず争いとなり、一方が死ぬまで戦います。

雄蜂

 雄蜂は体調16mm位で、働き蜂より少し大きな体をしていて体は丸っこい形をしています。また、毒針を持っていないので刺されることはありません。
役目は女王蜂と交尾して、女王蜂に産卵能力を持たせることだけで、繁殖期を前にすると多数の雄蜂が出房します。雄蜂の巣房は働き蜂のものより大きく、女王蜂は巣の大きさを認識して卵を産み分けます。
交尾は一般的に日中に行われ、巣の中で交尾することはなく、空中で行われます。交尾時には女王蜂を追って群がり、交尾に成功すると、目的を達成すると共に、生殖器ごと取れて死んでしまいます。雄蜂は巣内では一切の仕事をせず、繁殖期以外は無用の存在なので、秋になると働き蜂に追い出されてしまいます。

働き蜂

働き蜂

 働き蜂は女王蜂と同じ雌性で、体調は13mm程度、寿命は約1ヶ月です。雌ですが、雄と交尾できず基本的には産卵を行いません。しかし、自群の女王蜂がいなくなり、蜂群が危機な状況となると働き蜂も卵を産む場合があります。ただ、その卵は無精卵であるため、体の小さな雄しか産まれてきません。
また、働き蜂は毒のある刺針を持っており、必要に応じて外敵を刺します。働き蜂の刺針には逆カギ構造になっており、一度刺すと腹部ごと取れてしまい、死んでしまいます。
働き蜂は産まれてから死ぬまで働き続けます。すべて分業で次々と仕事が変わって進んでいきます。
 
 羽化から3日目の働き蜂はまず、巣の中の掃除を担当します。
3日〜10日目は、咽とう腺も発達し、ローヤルゼリーをだせるようになるため、幼虫の世話や女王蜂の世話をします。夏場は巣の中の温度を35℃に保つため、羽で送風を行い、温度管理も行います。
8〜16日目は、ミツロウというワックスの分泌がさかんになり、そのロウを使って巣を作ったり。さなぎになる幼虫の巣ぶたをします。
12〜18日目は外で働く働き蜂が集めてきた花蜜や花粉を口移しで受け取り、巣の中へもちこんでから、かためたり水分をとばして貯蔵をします。
16〜24日目の働き蜂は外敵の侵入を防ぐ門番の仕事をしています。
20日目以降になると花蜜や花粉を集めるため、外に出掛けていきます。花を訪れて長い舌で花蜜を吸い上げ、蜜嚢に入れて巣に帰ります。

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